■ 田んぼについて
「お米について」のページでも書きましたが、お米にやさしい米づくりをするためには、
それなりの覚悟と忍耐が必要です。それは田んぼづくりにおいても同じこと。
農薬を減らして深水管理に切り替え、冬も水をはり続けると、次第に田んぼにたくさんの
生き物たちが棲むようになります。それを食べる鳥もやってきます。そして様々な生き物が
田んぼの中で動き回ることで、表面の土が撹拌されて柔らかくなります。また、微生物の
活性も高まり、田んぼの中の有機物の分解も進みます。こうして、この管理方法を長年
繰り返すことで、田んぼ自身がお米を育ててくれる環境が少しずつ整ってくるのです。
多くの人はこのことを説明しても信じてくれません。でも、春に一度かたい土を深く耕す
「田おこし」をしなくても土が軟らかいので、すぐに代掻き作業ができます。また、肥料の
量も通常の半分程度で済みます。たぶん、田んぼのなかの生き物たちが稲を育てて、
その稲ワラで生態系を保つという命の循環ができているのではないかと考えています。

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百姓 渡部要一
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